着物を着た後のお手入れ次第では、着物の状態が悪くなってしまいます。
最近の着物は、自宅で洗える着物もあるようですが自分で洗うとなると、正直不安ですよね。
でも、着物をクリーニング店に出す際にあたって知っておいた方がいいことがあるんです。
今回は、クリーニング店に出す際に注文する着物のクリーニング方法をご紹介します。
着物のクリーニング方法
クリーニング店では、主に2つの着物のクリーニング方法があります。
洗い張りと丸洗い
- 洗い張り
- 丸洗い
洗い張りとは、着物をほどいて生地の状態に戻し、洗濯をします。
洗い張りは、歴史のある伝統的なクリーニング方法です。
また、洗い張りは専用の洗剤を使いますが基本「水洗い」なので、生地が傷む心配はありません。
丸洗いは、着物をそのままの状態で洗濯します。
クリーニング店によって丸洗いの方法は違いますが、基本的には有機溶剤等を使ってドライクリーニングをするようです。
洗い張りと丸洗いの違い
着物の洗い張りと丸洗いの違いは、汚れ落ちに違いがあります。
着物を生地の状態に戻す洗い張りでは、着物を完全にほどいた状態で洗濯するため、すみずみまで汚れを落とすことができます。
デメリットとして、クリーニングの仕上がりに日数がかかってしまうことと、クリーニング料金が高いことです。
洗濯するためにほどいた着物を元に戻す必要があります。
仕上がり期間は、最短でも1ヶ月~2ヶ月は仕上がり期間を見ておいた方がいいでしょう。
丸洗いでは、有機溶剤で洗濯をするので「油性汚れ」を綺麗に落とすことできます。
洗い張りと違って着物の状態で洗濯するため、仕上がり期間も早いです。
ですが、クリーニング店によっては汚れが完全に落とせていない場合もあります。
また、着物の状態によっては丸洗いができない可能性もありますよ。
染色補正技能士がいるクリーニング店がおすすめ
着物を安心してクリーニングに出すには、染色補正技能士がいるクリーニング店がおすすめです。
専門知識と高度な技術を兼ね備えている染色補正技能士がいるクリーニング店なら安心して着物をクリーニングに出すことができますよ。
着物をクリーニングに出さなければいけないきっかけの1つに七五三があります。
お子さんの初めての七五三をお祝いする予定がある方は、こちらの記事もご参照ください。